ビジネスイベント活用事例

　国の重要文化財に指定された自由学園明日館を舞台に、学生団体Keio Fashion Creatorが東京観光財団の助成金を活用しファッションショーを開催しました。１００年の歴史を持つ文化財の荘厳な雰囲気と現代ファッションが融合し、通常のイベント会場とは一線を画す雰囲気のショーとなりました。代表の上田希江さん（当時）は、「会場の雰囲気が大変よかったため、それを生かす演出ができた」と話します。

　

　Keio Fashion Creatorは首都圏の総合大学・専門学校の学生約100名が参加する服飾学生団体。「ルールや既成概念に捉われずファッションシの価値を再定義する」ことを理念に1年に１度ファッションショーを主催しており、今回は趣向を変えてユニークベニューでショーを開催しました。

　1箇所に全参加者が集まるスペースがなかったことを逆手に、1階ラウンジホールと2階食堂にランウェイを設けて20名以上のモデルがウォーキングを披露しました。ラウンジホールの顔と言える桟を幾何学的に配した大きな木製枠の窓、創建当時を想起させる食堂の暖炉、木造建築である建物全体が先鋭なショーに温かみを加え独特な演出となりました。　

【イベント概要】

日時：2019年12月22日13:30～18:00

参加者：約600名

主催：Keio Fashion Creator

▼Keio Fashion Creatorのメンバー（当時）